テーマ:40代以上のWebryBlog

If you・・・<4>

ウェイターがひいてくれた椅子にフェイントをかけそうになりながら腰掛けていると、 「sakaちゃん、彼、とってもハンサムでしょう? ふふ」 と、名前の紹介も何もなく冴子さんが唐突にそんなことをいうので、余計に椅子に座るタイミングがおかしくなってしまった。そんなことを言われても、なんて返事をしたら良いのか、言葉が見つからず、私はその青年…
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If you・・・<3>

母が唐突に言ったのは、数ヶ月前だった。 「生バンドが入ってるパブに連れてってあげようか?」 夜になるとまだ長袖を放せない頃だった。どう返事しようか迷ってるというのに、私の返事のことはハナからきかずともわかってるという勝手で、母は自分が流行遅れで着なくなったブラウスを私の肩にあてた。 「ボトムはジーンズでいいわね。ほらほら着替えて」…
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IF you・・・<2>

ハトちゃん家は、当時私が住んでいたところからわりと近くにあった。ときわ通りという大通りをわたって、駅と反対方向に歩くと巨大な公共施設があり、その裏手にはいざなぎ景気にのって建てられた文化住宅が並んでいて、その一角にあった。家は持ち家のようだったけれど、あの頃の地方都市の標準的な家より若干小さな平家だった。 ハトちゃんは居間から庭をのぞ…
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If you・・・<1>

ハトちゃんは、私が高校時代によく入り浸っていたレコードショップの店員で、今思うと4歳も年上の人をチャン付けなんて随分と失礼な奴だった私だけど、歳の差なんかあまり関係なくため口で何時間でも大好きな音楽について語り合える友達かつお姉さんだった。そんなに仲良くしてもらったのに、20年近く彼女のことを思い出すことがなく、昨日までニックネームのハ…
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水の音

私の体の一部に変化が起こっている。ってかくと意味深ですねえ(笑) 以前子どもの頃から右の耳が聞こえないことを書いたけど、20代になって某大学病院で再検査してもらったら、一部の音域だけわずかに聞こえているということが分かった。そのことも書いたことがあるかな?でも、聞こえるといったって、ほとんど聞こえないといっても差し支えないほどの僅かな…
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おばあちゃんの包み紙

母方のおばあちゃんに痴呆の症状が出始めた。 先日脳神経外科でCTをとってもらったら、脳の萎縮はけっこう進んでいたらしい。 来年90歳になろうというのだもん、ボケるのも仕方ないと、離れて住んでいる孫の私は冷静でいられるけれど、母にとっては考えてもみなかったことのようで検査結果に動揺をかくせなかった。 それもそうだ。 おばあちゃんは…
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トランペットを吹く少年のこと ~2

あの頃「ゾウキン」という遊びが男の子たちの間で流行っていた。誰かの手首の上の辺りを両手でゾウキンを絞るみたいにぎゅーっと掴み合うという遊びだったのだけど、会話の途中でも他の遊びの途中でも相手の隙を見て「ソウキン!」と叫んでぎゅっ!掴んだら勝ち。何の合図もなく唐突に始まり、始まりも終わりもルールもない遊びだった。もっぱら男の子の遊びで、女…
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トランペットを吹く少年のこと

あの頃私は、ずっとシュン君のことを’かっこいい男の子’として意識しどおしだった。人によっては、それを‘初恋’と呼ぶ人もあるのだろうけど、私のなかでそれは‘恋’というのではなくて‘美’を鑑賞するに似た感情だったと、ずっと思っていた。 小学校から中学まで同じ学校に通ったシュン君は、どの学年のときも中くらいの背丈でほっそりして、さらさら…
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ぼちぼち復帰?でも・・・

家族の入院などありまして、しばらくお休みしておりました。 ブログもいったん遠ざかるとだめですね。なかなか復帰する気になれません。自分の過去ログを読みながら思案し続けるもネタの一つも思い浮かばず、ぐずぐずしているうちに、また日にちが経ってを繰り返しておりました。が、続けるつもりはあるのだから、とりあえず自分に何かを課すつもりで復帰宣…
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年齢の自覚と運転免許

先日、5年ぶりに大学時代からの友人にあった。 空港からリムジンバスで市内に来るというので、バスが到着する最寄り駅まで迎えに出た。 後で散々笑ったのだけど、駅でしばらくお互いがわからず、20分間も無駄な時間を過ごしてしまった。二十代の頃なら5年くらい会わなくったって、そうそう風貌が変わったりしないものだったけど、どうやら40歳を過ぎて…
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LPレコードのこと

「ご主人」の永遠に失われたと思っていたLPレコード達が、突然見つかった。 私と出会って以来、音楽の話をする度に「ぼく、このアルバムもってる・・いや、持ってた」と訂正させられていたのが、そうする必要がなくなったというわけで、主に十代にそろえた自慢のコレクションを聴かせたくてたまらないらしく、あたふたと自分の部屋で壊れたプレイヤーを再び押…
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ギブアップABC・・・・

『洋楽と美味しい水のShigeland』のShigeさんが、洋楽に絞って”アルファベットごとに、その文字で始まるアーティストまたはグループ名を挙げる”というのに挑戦していらっしゃるのをみて、ものすごく楽しそうだったので勝手に女性洋楽系アーティストというくくりでアルファベット順にリストつくってみようとおもいたちました。 もちろん、XとZ…
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ドアーズのライブ映像が観られます。

明日10月7日(土曜日)の「黄金の洋楽ライブ」~NHK衛星第二 23:00~はドアーズのようです。 60~70年代の音楽ファンにとっては見逃せませんね。 私は予約録画をセットしたのですが、主電源を切って寝てしまわないよう要注意です。 (近頃は早寝の習慣がついてしまって起きてられないのです・・・・) 放送予定を知って予習しとこ…
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Milestone

milestoneと一単語ではあるけれど、意味するところは? mile stoneなのか、miles toneなのか・・・ 店名とその内装に、店主の意図があるのか、ないのか、まったくわからない。 床も壁も天井も真っ白にペイントされていて、テーブルも椅子も真っ白だったとおもう。 二人がけのテーブルが5~6席という小さな長方形を…
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ギターリスト・ランキング

私が音楽雑誌を熱心に読んでいた十代の頃、雑誌上ではよく、ロック三大ギターリストに関する企画が頻繁にありました。今の若い世代の方達には、どうだかわからないけれど、いまの30半ば以上のロック好きなら、即座にクラプトン、ベック、ペイジと答えられるよね。 なかには、いやジミー・ペイジでなくてリッチー・ブラックモアだという人もいるかもしれないけ…
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動くT-REXがみられるなんて

このブログを読んでくださってる方の中に グラムロックがお好きな方はいらっしゃるかしらん。 本日NHK-BS2で23時より T=REXの1973年のライブビデオの放送がありますよ。 個人的にかなり思い入れのありますので、書いちゃいました。 これまでの人生で もっともヘビーローテーションで聴いたアルバムTOP10に堂々入…
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スティーヴン&セブンティーン <3/3>

それほど広い背中でもないのに彼女の存在感が私を圧倒し、他に何も見えなくなった。 「一昨日は、ごちそうさまでした。あの後、真っ直ぐ帰られました?」 「もちろん。あれっくらいの酒はね、飲んだうちにはいらないよ」 ・・・・・・スティーヴンそれは、あまりに冴えない受け答えだよ。 「古くからあるのね。知らなかったわ。いいお店ね…
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スティーヴン&セブンティーン <2/3>

喫茶店「ガスコン」は東へ10軒先にあった。 カウンターに座って、本を読みながらシーフードドリアをフォークで突っついていると、客が入ってきた。 「こら、なにをやっとる」 パコンと頭をかるくはたかれた。 スティーヴンだった。 「イタッ! 晩ご飯中なの!ジャマしないで・・・あれ、お仕事は?」 「今日は、早番。社長と交代」 二つ席…
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スティーヴン&セブンティーン < 1/3>

「おい、今日からキャプテン・ハーロックと呼んでくれ、むふふ」 店長は自分でカットしたヘアースタイルが、なかなか良い感じだろうと言いながら、ジッポーのライターでタバコに火をつけた。 「え~キャプテンハーロック~?誰が?」私の声は裏返ってしまった。 隣でハトちゃんが、口に含んだコーヒーを吹き出しそうになった。 「どこが?ハーロックよ…
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KISSコンサート

KISSがまたまた日本へやって来るそうですね。 UDO MUSIC FESTIVAL 2006へ出演するのだそうです。 そのついでに、名古屋、福岡のみで単独公演を開催するのだそうですが、東京へも大阪へもいかずに、なぜに名古屋と福岡なんでしょうね。 詳細はこちら KISSといえば70年代MUSIC LIFEという音楽雑誌の表紙…
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素敵に歳を重ねるのは・・・

先日モントルージャズフェスティバルの映像で、久しぶりにブライアン・フェリーをみた。 アルバム「Boys and girls」のDon‘t sop the danceがヒットしてそのミュージックビデオを見て以来のようなきがする。10年以上ぶりだろうか? 私は彼が長生きをしたからには、それなりの美意識に包まれて老けていくのだろうと、一方…
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じい様の開墾魂

数年前に、ご近所にお年寄りのご夫婦が引っ越して来られた。 私の住む造成地とは竹林を隔てたところの、前の持ち主が個人で造成されて建てた中古住宅へ移り住んで来られた。ご夫婦ともに、年齢は70歳は越えていると思われ、少々背中が曲がってはいるものの、なかなかに達者なお二人。特に、じい様のほうは、車はRV車に乗っていらして、坂道の多い町内の毎日…
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おばあちゃんへの讃歌

おばあちゃんが82才のときのことだった。 吐血して倒れた。 トイレへ行ったきり、なかなか出て来ないので、同居している叔母が様子を見に行ったら、トイレのタイルの上に大量の血を吐いて倒れていた。気の弱い叔母が、オロオロするばかりだったのを、ご近所の人たちが助けてくれて、救急車で病院に搬送された。 連絡を受けて、実の娘である母は、すぐさ…
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ガトー・オ・ショコラ

ヴァレンタインデーなので、ガトー・オ・ショコラを焼いてみました。 2年前の生協のチラシにあったレシピは思いのほか簡単だったので 事あるごとに作っています。 「ご主人」へのプレゼントといいつつ 自分が食べたいから作るんですけど・・・・ネ。 今日のは膨らみきらなくて、ぺったんこで、出来映えは今ひとつ。 でも、愛があれ…
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初めてのピアノと銀色菓子

今年も、年に一回のピアノの調律が終わった。 調律を終えると、ピアノはヨーロッパから来た由緒正しき素性とプライドを取り戻すように感じる。 私が買える程度の価格のアップライトなので、西洋では知れたランクであっても、東洋の国にあれば、誇るに充分な歴史を内部に秘めているのだ。 縁に古典的な装飾が施された手鏡のように、小さいながらも美しい音…
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ビリー・ホリデー

ここのところ、i-tunes radioにハマっていて、これを聴きながらご機嫌に家事をしている。 夏の間はZ.I.O.N. radioというレゲエ専門チャンネルを聴いていた。 けれど、秋風が吹く始めると流石にレゲエは寒々しくて、晩秋からはJAZZがしっくりくる。 こういったチャンネルの良いところは、音楽雑誌も読まず、ライブハウスに…
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暗号解読完了!

ご大層なタイトルですが、暗号解読とは譜読みのこと。 まさにそんな感じの作業なのです。 あれは6年前、20年ぶりにピアノを弾こうと楽譜を開いた時のあの衝撃。 が~ん!なんのこっちゃさっぱりわからん。読めん。イメージも湧かない・・・・ 中学まで音楽の成績は良く、楽譜をみれば弾いてみなくとも、だいたいどのような曲なのかイメ…
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osousiki

癌の告知を受けて叔父はこう書き残した。 葬儀、念仏一切無用、無縁墓。 病院から叔父の遺体を自宅へ連れて帰って叔母は 「そうはいきませんからね。おとうさん、私の好きなようにさせていただきますわ。」 そう語りかけて、葬儀屋を呼び通り一遍の葬式をした。 49日までに墓も建て埋葬した。 死んでしまった叔父は文句のつけようもない。…
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ケイコちゃんの9月<アース、ウィンド&ファイヤ>

「ケイコちゃあん!」 私たちがフロアーで小さく飛び跳ねながら手招きすると ファッションモデルのキャットウォークよろしく ご機嫌に気取った彼女がダンスフロアーに出てくる。 アース、ウィンド&ファイヤーの'September'のイントロが鳴り始めたのだ。 一音でわかる。 完璧に覚えてしまってた。 ギターとパーカッションの短いリ…
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もしも、ホール&オーツがお初だったなら

小学校3年になっていたと思う。お誕生日の日に、親戚の伯父さんがレコード店へ行くというのでくっついていったら 「なんか欲しいもんがあったら、言えよ。なんでも買うたるで」と言ってくれた。 レジ横にあった郷ひろみのLPを指差した。デビュー曲の「男の子女の子」が大ヒットしてて、ちょっとだけ郷ひろみのファンだった。それが、初めて自分のために手…
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